映画 極道大戦争のなかには、闇に生きるヴァンパイアが登場するという予想外の展開がありました。
あえて深く意図を汲み取るとすれば、ヴァンパイアも極道も、闇に生きるアンダーグラウンドな生きざまが共通していますね。
アンダーグラウンドといえば「極道」「ヤクザ」の他に、「探偵」という職業も思いつきます。
実は、「極道」「ヤクザ」「探偵」が同時に登場する作品は、意外なことにとても面白いものばかりなんです。
ここでは、これらの職業の人物たちが登場する作品を、漫画・ドラマ・映画というジャンル関係なく集めてみました。
もし興味があったら実際に鑑賞してみてください!
漫画から映画、ドラマまで。
「極道」「ヤクザ」「探偵」が、掛け合いをしたり、関わる作品をまとめています。
アンダーグラウンドな日本の社会の闇や、お金を通した人間の心の闇を描きだした作品です。
真鍋昌平の同名漫画原作により、テレビドラマ化後、映画化までされています。
主人公のウシジマは、闇金業を営んでいる若者です。その若さに見合わない手腕と迫力で業務を行う中で、さまざまな人間と出会います。
闇金という職業柄、ヤクザとのかかわりや対立も多く描かれています。とあるエピソードに裏世界の情報に精通した探偵であるイヌイが登場しますが、彼はウシジマの幼馴染です。
血のつながらない少女と探偵業を営むヤクザから足を洗った男が、思いもよらない事態に巻き込まれるストーリー。
きうちかずひろが別名義で執筆した同名小説を原作に、自らメガホンをとり実写映画化した作品です。
主人公の矢能は、かつては極道の幹部の側近だったものの、足を洗い現在は元極道ですが探偵です。
探偵事務所は同居している少女・栞と、二人で切り盛りしています。ある日、依頼によって指定された場所に行くと死体があり、一見すると矢能が犯人にされかねない状況になってしまいです。
大阪・ミナミで高利貸しをしている萬田銀次郎は、貸した金はきっちり回収するのですがその手段を選ばない「ミナミの鬼」と呼ばれ恐れられている男です。
そんな彼にさまざまな人が、事情を抱え借金をしに来るのですが…。
天王寺大・郷力也による漫画作品ですが、オリジナルビデオシリーズや劇場映画作品、テレビドラマシリーズなども作られている人気作品です。
漫画でもドラマでも萬田銀次郎の部下である坂上竜一は、元ヤクザという経歴です。
また、職業柄極道とも付き合いがある様子が描かれます。ドラマ版ではヒロインとして探偵役の女性が情報を収集する役目を担っており、画面に華を添えています。
探偵といえば工藤俊作、と思い浮かべる人も多いのでは? ソフト帽に黒いスーツと派手なシャツの目立ちすぎる探偵が様々な事件を捜査していくドラマです。ドラマから小説や映画化もされています。
私立探偵の工藤は非常にコミカルな人物ですが、仕事内容は実にハードです。暴力団による麻薬や殺人が絡む事件の犯人にされることも、ヤクザに追っかけられ銃撃にあったりカーチェイスに巻き込まれることすらしばしばあります。
大川端探偵社浅草にあるメンバー3人の小さな探偵事務所・大川端探偵社。
そこに舞い込む依頼は少々風変りで不思議なものばかりです。
ひじかた憂峰・たなか亜希夫によるハードボイルドな作画ながら、人情味あふれるストーリーの同名漫画が人気となり、テレビドラマ化した作品です。
大川端探偵社には、足での調査がモットー調査員と、裏社会に通じた謎の多い所長と、バイトの受付嬢がいます。ある日の依頼者は、ヤクザの若頭です。死期が迫っている組長の「最後の晩餐」の希望をかなえるために依頼に来たのですが…。
北海道・ススキノのとあるバーには、探偵への依頼電話がかかってきます。
携帯電話を持たない主義の探偵は、一本の電話から大きな事件に巻き込まれていくのですが、そこには大きな陰謀が…。
東直己の人気小説「ススキノ探偵」シリーズを原作とした映画作品。
謎の女による依頼を果たした探偵は、明らかにヤクザと思われる連中に拉致されます。
命からがら逃げおおせ相棒の高田に助けられますが「一体自分の何が虎の尾を踏んだのか?」と疑問に思い調査し始めます。
そして、その答えは札幌の新しい暴力団にあり…。
いかがでしょうか。 知っている往年の作品もあったのではないでしょうか?
本当は探偵業法によって極道の依頼を探偵は受けませんし、元暴力団は五年経過しないと探偵として勤められない、といったこともありますが、そこはフィクションですので楽しみましょう。
ノワールな極道やヤクザ、ハードボイルドな探偵がそろうと、無条件でストーリーが盛り上がるのでは?と感じるほど魅力的な作品だらけです。
ダークな作品だけではなく、心温まるような作品も多くありますので、敬遠せずにぜひ見てみてくださいね。